機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-25「罪の在処」

キラ・ヤマトもアスラン・ザラも、どちらも正しくそして間違っていることにお互いに気付いていない状態ゆえに、両者の溝は埋まらず、すれ違いが起こる。アスランはギルバート・デュランダルの言葉によって救われたが故に彼を盲信している節があり、キラ・ヤマトは現状をほぼ正しく理解していながら、そのための行動を起こさない（起こせない？）でいる。キラの方がプラントや地球連合よりも一段階上の行動理念を抱いているのは確かだが、その理念を理解されずにただ力でのみ抑止しようとすれば、それはただのテロリズムでしかない。しかしキラはそれに気付いていない。（敢えて目をつぶっている？）
アウル・ニーダのブロック・ワードはどうやら「母さん」の模様。ステラ・ルーシェが「死」と聞いただけで反応しにくくなっているのは、シン・アスカの「守る」という言葉が効いているからか。ステラとシンの邂逅。展開は強引だったが、最後のシーンはちょっと来た。
新OPの冒頭でネオ・ロアノークの素顔が。ムウ・ラ・フラガの顔に傷をつけたもののようだが、これだけでは本人なのかその他の存在なのか、どうにも判別がつかない。それがわかっているから、敢えてOPで素顔を晒しただろうが。
若かりしデュランダルとレイ・ザ・バレルの横で会話していたザフトレッドは、若かりしラウ・ル・クルーゼか、それともネオ・ロアノークが関係してるのか？そのあたりの解明は楽しみにとっておくことにしたい。