機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-33「示される世界」

これまで「積極的自衛権の行使」を理由として限定的な地球連合軍との戦闘を行ってきたザフトが、ロゴスという敵を作り上げることで、地球連合軍との全面戦争に突入する口実を手に入れる。ロゴス(地球連合軍)への宣戦を布告するギルバート・デュランダルの姿を見て、晴れやかな表情を浮かべるシン・アスカは、「スター・ウォーズ」のパルパティン議員(後の皇帝)に心酔するアナキン・スカイウォーカー(後のダース・ベイダー)の関係そのものにも見える。
シン・アスカの態度に不満を覚えるルナマリア・ホーク。彼女はアスラン・ザラ寄り。ミネルバ内でアスランの求心力が落ちている今、彼女と彼女の妹のメイリン・ホークは数少ないアスランの味方だ。が、アスランミネルバを抜けるとなると、彼女ら姉妹はどういった道を選ぶのか。
議長の演説を見つめるイザーク・ジュールディアッカ・エルスマン、そしてシホ・ハーネンフース。ついに彼女が本編にまで出張ってきたよ。といっても、「機動戦士ガンダムSEED」のときと同じくセリフなしの状態だけれども、イザークディアッカと肩を並べてデカデカと描かれているのは出世したなぁと。
ネオ・ロアノークとムウ・ラ・フラガの関係に一つの答えが。肉体的には全く同じ。すなわち記憶を失った本人もしくは肉体が同じ別の人間(クローン等)のいずれかであるとの可能性が。