機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-37「雷鳴の闇」

イザーク・ジュールスラッシュザクファントムディアッカ・エルスマンガナーザクウォーリアアスラン・ザラブレイズザクウォーリアの3機はセカンドステージの先駆け、ガイアガンダムカオスガンダムアビスガンダムを圧倒してみせた。このことから、ザクウォーリア並びにザクファントムは搭乗者の腕前如何では、ガンダムにも匹敵することを証明してみせたわけだ。その上位機種に当たるグフイグナイテッドは、ハイネ・ヴェステンフルスという名実とものエースを得ながらも、混戦の中、ガイアガンダムによって撃破さる。そして制式量産機として生まれ変わったグフイグナイテッドは、アスラン・ザラという搭乗者を得ながらも、シン・アスカ駆るデスティニーガンダムレイ・ザ・バレルレジェンドガンダムによって撃墜さる。アスランは善戦するも、ここへ来て量産機とガンダムシリーズの性能差が拡大されたかのよう。
レイ・ザ・バレルの情報操作、というかシン・アスカへのバイアスのかけ方というか意見誘導は実に見事。最初から存在する答えに、うまく適合するように経過を都合のよい方向へ捻じ曲げ、自ら考えることを放棄したシンが受け入れやすいように作り変えている。シン・アスカダース・ベイダー化と勝手に呼んでいるが、アナキン・スカイウォーカーダース・ベイダーへといざなったのはシスの暗黒卿。その暗黒卿に当たるのがギルバート・デュランダル、そしてレイ・ザ・バレルというわけだ。
ここへ来てレドニル・キサカが大活躍。東アジア共和国の軍人として所属しているとのことだが、どうもこれは偽装工作なのではないか?ザフトに協力する地球連合軍という形を表向き取りながら、実はその内情を探るべく潜入した部隊、ザフトでいう旧クライン派にあたる地球連合側、オーブ連合首長国側の勢力に当たるんじゃなかろうか。となると、オーブの反主流派が一番それに近そうなのだが。オーブの反主流派は依然として健在のようで、エリカ・シモンズが傷ついたアークエンジェル一行を出迎える。宇宙の反主流派と地球の反主流派が合流する日も近い?
マーチン・ダコスタ君、久しぶりにしゃべったなー。ディアッカの中の人と同じなわけだが、そのディアッカ当人が最近はさっぱり・・・。