タイドライン・ブルー 第1話「浮上する亡霊」

飯田馬之介監督作品。監督の日記読んでると、かなりの難産だったように察したが、第1話を試しに見たところ、これが妙にストライクした。ヒロインが人妻で妊娠中というのもすんごいが、第1話のクライマックスに出産シーンとは。その出産シーンを非常に丁寧に描いていたので、これまたとても好感。出産の際の女性の「いきみ」というのは、これまた凄まじいもので、主人公のキールが手を掴むために自らの腕を差し出すわけだが、その際の女性の握る力の強さをよく表現していた。そこが素晴らしい。ただ、こういった場合は腕よりも両足首を差し出した方がいいらしい。足だと地面についていることで、安定するからだ。
まぁ、恐らくほとんどの視聴者が流したであろうところに注目したわけだが、それほど細かい部分への配慮が感じられたので、今後とも注目したい作品の一つに昇格。チェックチェック。