機動戦士ガンダム Ecole du Ciel(エコール・デュ・シエル) 天空の学校 第2巻 中原健一 角川スニーカー文庫

同名タイトルの小説版。コミックではアスナ・エルマリートがヒロインだが、本作ではそのライバルであるエリシア・ノクトンがヒロインであり、彼女の視点で物語は進む。すると、本編のみでは見えなかったことが見えてくる。彼女が登場するのは現在のところコミック版の第1部のみなので、ここで一度完結とのことだが、第3部開始と共にまた帰ってくるのだろう。
不思議なことに、第1部ではマリー一味が悪役にしか見えなかったのだが、第2部を見てそして本作を見ると当時抱いていた感情とはほぼ反対の感情がもたげてくる。一番、面食らったのは第1部であれだけ険悪な再会を果たし、そして戦いあったアスナとアキラが、第2部ではいい感じということ。
彼ら二人が関わったエスキス計画。これは色々と想像が膨らんでくる。「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」のマリオン・ウェルチエスキスに絡んでた、とかはできるか?