蟲師 第4話「枕小路」

蟲と人間のあり方をよく表したエピソード。
蟲も人間も互いにただ生を遂行しているのみ。
蟲が繁殖しすぎると周りの人間にも害をなすので、毒をもってその数を調節する。
蟲にとっての毒は人間にとっても毒なので、服用量を増やせば、人間をも殺すことになる。
このあたりは薬と毒の表裏一体性をよく示している。
ちなみに、毒薬とは人を殺すための毒ではなく、薬として用いる場合に、安全に投与できる量の範囲(これを安全域という)が非常に狭く、専門家でなければ取り扱い困難なもののことをいう。