視聴・蟲師

蟲師 特別編「日蝕む翳」

放映後2014年4月より、「蟲師 続章」という8年越しの第2期制作決定の一報に驚かされる。アフタヌーンで特別編の原作を先行して掲載していたり、やたら力が入っていたのはこういうことか。 今回の内容は日食にまつわる蟲のお話。日食のときに姿を現し、太陽を…

蟲師 第26話(最終話)「草を踏む音」

ギンコ本人はとうに忘れていた幼少の頃の話を、第三者を通じて語らせるという展開。立派な蟲師となったギンコは、再びその地を訪れ、その土地の人々の病を救うのであった。

蟲師 第25話「眼福眼禍」

前々から描かれていたが、蟲師も万能ではないことを示すエピソード。

蟲師 第24話「篝野行」

火に寄生する生き物の体温を奪う蟲の話。たまに映画のような始まり方をすることがあるが、これは演出なのか尺の問題なのか。

蟲師 第23話「錆の鳴く聲」

己の声が他人を病にしてしまうからと、10年もの間、口を閉ざしたままでいるのは、さぞかし辛かろう。所詮、人は言葉がなければわからぬものであり、言葉があってもわかれぬものだから。

蟲師 第22話「沖つ宮」

死んだ者と同じ姿をしたものが、赤子となって生まれてくるという話。が、生まれ変わってもそれは別人だし、例え同じでもそれまで生きていた時間は奪われてしまうから、そんなのはイヤだ!という主張。

蟲師 第21話「綿胞子」

妊娠した女性の体内の卵子に寄生し、情を移させ育てさせる蟲。彼らの助けを求める行動は本能というものであり、ギンコとのやり取り、「どちらも悪くないが、ただ人間、蟲師の方が強いから種子を残せない」とのくだりに自然界の摂理を見た。

蟲師 第20話「筆の海」

こういった放送の形態を取った背景を正確に把握している人はどれくらいなんだろうかな、と。普通に捉えれば、その辺りの事情・背景を知らなければ単なる打ち切りに思えるんでしょうが。いずれにせよ、アニメスタッフは「蟲師」という作品をアニメという媒体…

蟲師 第19話「天辺の糸」

原作のポーン!と人が空に飛んでいってしまう表現がすごいと思った印象がある。アニメ版はアニメ版でインパクトのある演出。あれだ、人間は押してはいけないスイッチを押したくなる生き物なんだよってこった。しかも「ポチっとな」って言いながら。そして過…

蟲師 第18話「山抱く衣」

後に有名絵師となる男が駆け出しの頃に描いた山の絵。その絵が、男を絵師としての道を後押しし、そして絵を描けなくなった男を再び立ち上がらせる。それは絵の力というよりも、生まれ育った山の力、山に棲む蟲の力であった。

蟲師 第17話「虚繭取り」

蟲師の連絡手段が明らかになる物語だが、その方法の元になっている蟲の犠牲になった娘の物語でもある。ハッピーエンドではないが、救いがあることが幸いか。

蟲師 第16話「暁の蛇」

萌え萌えなお母さんキタ━━━━━━┌(_Д_┌ )┐━━━━━━ !!!!!前の夫のことなんて忘れても、あのお母さんなら新しい夫が見つかってもおかしくない!なんなら、息子と末永く!!・・・けっこうシリアスな展開なのだが、お母さんの一発でそれしか目に映らなくなってしま…

蟲師 第15話「春と嘯く」

春の匂いで獲物を引き寄せ精気を奪い、そのまま生物を冬眠させてしまう蟲の話。持ちつ持たれつの関係というには、ギブアンドテイクのバランスがよくない。それゆえに共生ではなく寄生に近い。

蟲師 第14話「籠のなか」

よかれと思ってした行為が、全て仇になってしまった竹のお嬢さんの話。悲劇的なラストを迎えるわけだが、最後の赤子の泣き声が救いはあることを示している。

蟲師 第12話「眇の魚」

ギンコの幼少、そして名前の由来の話。話の内容が内容だけに、これまで以上の力の入れ具合。映画のようなラストの締め方が素晴らしい。ぬいの声優に、ナレーションの土井美加を持ってくるとは!やってくれる!!

蟲師 第11話「やまねむる」

愛する者のために、山の主に取って代わることを考えた蟲師。そして愛する者に代わって、山の主の命を奪った女。人の心の持つ隙間が起こした悲劇。

蟲師 第10話「硯に棲む白」

なんと、今回は2本立てか!ああ、正月特番でつぶれた分もまとめてってことなのね。カゼを引いて発熱しているときに、異様に寒気を感じて何枚も布団をかけることがあるが、あれは自分の体温が上昇したため、相対的に周りの気温が下がってしまうために感じる寒…

蟲師 第9話「重い実」

一人を犠牲にして多数を救うのは是か非か。祭司の取った選択は自己犠牲となるが、誰がその役割を担うのかを選択できないのであれば、それは生贄を捧げるに等しい行為。

蟲師 第8話「海境より」

このなんとも言いようのない感の漂う締め方がたまらない。人の、蟲あるいは自然への無力感を描きつつも、しかし絶望ではない。決してハッピーエンドではないが、救いはあるまとめ方に、もうぞわぞわしっぱなし。

蟲師 第7話「雨がくる虹がたつ」

とてつもない流れに対して、ただ闇雲に抵抗してもうまくいかないというお話。流れ者の蟲から川の氾濫時の流れ橋に結び付けていく過程が好きな話。

蟲師 第6話「露を吸う群」

原作を読んでいた頃から、ストーリーそのものが好きだったのは言うまでもないが、アニメ化によって背景美術のあまりの綺麗さと音楽の良さでもう非のつけようがない。決してハッピーエンドではないストーリーも多いが、それでも納得いくだけの深みがあるので…

蟲師 第5話「旅をする沼」

蟲師とは、明確な終わりのない物語だとは思うのだが、1クール放送しない、もしくはしきれないみたいなことを聞いたような気がするが、果たしてどうだったか。いずれにせよ、今期一番の秀作なのは間違いない。 冒頭のやり取りは、蟲師には珍しいコミカルなシ…

蟲師 第4話「枕小路」

蟲と人間のあり方をよく表したエピソード。蟲も人間も互いにただ生を遂行しているのみ。蟲が繁殖しすぎると周りの人間にも害をなすので、毒をもってその数を調節する。蟲にとっての毒は人間にとっても毒なので、服用量を増やせば、人間をも殺すことになる。…

蟲師 第3話「柔らかい角」

背景の表現だけでなく音の表現もめさめさ美麗な本作。付け入る隙なし!

蟲師 第2話「瞼の光」

スイたんかわいいよスイたん(*´Д`)ハァハァ ・・・いかんいかん、本作はそういう作品じゃないんだってばさ。1話と変わらず背景やらの描写が秀逸。これだけで今期の最高作品として推したい。

蟲師 第1話「緑の座」

「モエモエカフェ」のしっとさん宅にて、三才ブックスのS編集者と読売新聞の(福)記者とid:Sharakuさんと私の5人で飲みながら視聴。なんだこの業界人がそろったメンツは。 その映像美とアニメーションのクオリティの高さに、5人そろって「クオリティタカス…