機動戦士ガンダム キャラクター大全集2006 メディアワークス

期待していた英字表記はカラーページのみ。
しかし、それでもガンダムキャラクターのスペリング研究は、一石を投じることができたのではないだろうか。
ゲーム版のキャラクターは「機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles」「機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに」「機動戦士ガンダム クライマックスU.C.」の3作品のみ。
うーむ?「機動戦士ガンダム クライマックスU.C.」は設定が公開されてないから英字表記がないのは仕方ないが、
公開されている「機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに」の英字表記が間違ってるのはどういうことだ?
全体的に、1,500人分となると少々間違いが起こるのはやむを得ないのかもしれないが、1冊3,300円という値段を考えると、校正担当にはもっとがんばってほしかった。
まぁ、これを校正するには各作品のキャラクターに通じている必要がある上に、
英字表記ともなると統合的な資料は本という媒体としては存在しないから校正のしようがないのかもしれないけれども。
WEB上では拙作の「ガンダムキャラクタースペル一覧表」を始め、幾つかあるのだが、
信憑性という意味で公的なものは「ガンダムオフィシャルズ」(皆川ゆか講談社)くらいしかないので仕方ないのかも。
ガンダムオフィシャルズも、一部の宇宙世紀作品を網羅しているのに留まっている。)
もちろん、自作の英字表記一覧表に関しては、できる限り資料として発表されたものを拾い上げ、
その信憑性を高める努力はしているのだが、何分「アンオフィシャル」なので「オフィシャル」には叶わない点は否めない。
余談だが、本書を発行したメディアワークス社の入社試験をかつて受けた際に、
面接試験にて当時まだその意義が認められていなかった英字表記について熱く語り、
(思うところあって「ガンダムキャラクタースペル一覧表」を作成し、公開したのもほぼ同時期だった。)
自分にそれをやらせてほしいと志願したら、その面接をパスしてしまった記憶がある。
その後の試験で至らずに、結局その念願が叶うことはなかったのだけれども。
むしろ、今からでも役に立ってみせますぜ!>メディアワークス