ケルゲレン子詳細設定引用

機動戦士ガンダム第08MS小隊」を始め、PS2版「機動戦士ガンダム」、「ジオニックフロント」、
機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles」に登場し高い知名度を誇りながらも、
名無しの女性兵士である通称「ケルゲレン子」の設定を掘り下げている方がいたので、忘れないためにも引用。

『ケルゲレン子』 本名ソフィア・ケルゲレン
ジオン公国軍伍長。18歳(一年戦争当時)。
生家はサイド3上流階級であるケルゲレン家であり、父はジオン国防隊時代の提督であったが、国防隊が国軍に昇格された直後に事故死。
事故の詳細については不明瞭であるが、一年戦争以前の非公式軍事行動によるものではないかと予測される。
開戦を機に自らもジオン軍に志願。
ザンジバル級機動巡洋艦『ケルゲレン』のクルーとして地球に降下。
降下後はギニアス・サハリン少将指揮の東南アジア戦線司令部の司令部要員として軍務に就く。
機動巡洋艦『ケルゲレン』に乗り込むことになったのはうれしい偶然であった。
ケルゲレン提督の娘であり、機動巡洋艦『ケルゲレン』のクルーでもある彼女は、『(二重の意味での)ケルゲレン子』と渾名されたこともあったようだ。
一年戦争終盤、彼女が配属された基地は連邦の「震える山」作戦によって陥落する。
その際、機動巡洋艦『ケルゲレン』は強行脱出を試みて撃墜されたが、彼女が乗艦していたかは不明。
また同時に別ルートから撤退を試みた部隊が連邦軍に投降したという記録があり、その中に数名の若い女性がいたという記述があるが、
その直後に連邦軍司令部がジオン軍大型MAによる砲撃で壊滅したため記録喪失。
サイド3のケルゲレン邸には今も母親が娘の帰りを待っている。

ちなみに、「機動戦士ガンダム第08MS小隊」に登場するケルゲレン子と同一人物とされる「ジオニックフロント」のケルゲレン子は、
「闇夜のフェンリル隊」こと「ミッドナイト・フェンリル」とともにアメリカ、アジア、ヨーロッパ、アフリカと世界中を駆け回っており、その事実から別人ではないかとする説もある。
同一人物であると考えるならば、ヨーロッパでのオデッサ攻防戦後の撤退時にミッドナイト・フェンリルと別れることとなり、
ユーリ・ケラーネ少将の部隊とともに東アジア方面へ撤退。
末端の兵士であった彼女は、ユーリ少将とともに謀殺されることなく、アプサラス基地に拾われたということになろうか。