バーテンダー 第11話(最終話)「命の水」

番組編成の関係で1クール11話という中途半端な構成なのが惜しまれるほど、本作は地味に輝きを放つ名作だった。
最後のお客はナレーションの森本レオ自身というのも粋な演出。
原作のストーリーをそのまま描くのではなく、テーマに合わせた雰囲気の見せ方が実にうまい作品だった。
単なるバーテンダーを描いた作品だったら、この味は出せなかっただろう。
バーテンダーと、そこを訪れる客を通して、それぞれの人生を描いてみせる良い作品だった。