Kanon(京アニKanon) 第24話「夢の果ての追復曲(カノン)〜Kanon〜」

既に完結してしまった真琴のエピソードを除いて、各ヒロインのエピソードのオンパレード。
あああ、もう最後だからみんなかわいいなもう!(*´Д`)
部分的に頭の回転が追いつかない点があって、ちとクエスションだが、総じて綺麗に丁寧に仕上げてくれたなぁと感慨もひとしお。
正式に発表されたという京アニCLANNADが楽しみだ。
問題は、原作を未プレイということなんだが・・・。(ぉ
京都アニメーションは作画が丁寧だ。」という評価は間違いではないが、本当に丁寧なのは作画のみではない。
日常的な風景、日常的な動作、その一つ一つの描写が実によく観察されて描かれていることがわかる。
特に、最終話でいうならば意識不明のまま眠り続けるあゆを、祐一たちが体位を変えているが、
これは寝たきりの患者において褥瘡(床ずれ)を予防するために一般的な、だが非常に重要な動作である。
これまで、寝たきりのキャラが登場するアニメ作品は数有れど、褥瘡予防のための体位変更まで描いた作品が、果たしてあっただろうか。
今回のみ限った話ではなく、雪国が舞台だからと実際の雪国を取材し、観察し、背景・風景の描写への落とし込みも見事だ。
それこそ、雪国を描いたアニメ作品を描いた作品は多くあるが、二重の玄関を描いた作品が、果たしてあっただろうか。
京都アニメーションが誇るべき武器は、この異様なまでのこだわりを見せる現実的、写実的である丁寧な作画であり、
その丁寧な作画は、日常的には見られない幻想的なシーンを見せる際には良い意味での大きなギャップとして、見るものに強く印象を与えることにつながるわけだ。
改めて、このKanonを通して京都アニメーションの実力を認識させられた。
まだまだ余力があるようにも感じるし、今後の新作が実に楽しみだ。