機動戦士ガンダム00 第1話「ソレスタルビーイング」&全国試写会参加レポート


参加してきました。関連各社に対しての内々の配布はほぼ0だったようで、自力で当選を勝ち取った次第です。
ちなみに、全国で6万人の応募があって、当選者は1.5万人。4人に1人という当選率だったとのことです。
そのうち、東京会場であった中野サンプラザは土日で計4回。1回あたり2000人が当選したということですね。
ということで、先んじて第1話の感想と、その後の舞台挨拶の模様をレポートしようかと。
そういえば、開場前に水島監督らしき人物を見かけて、スタッフと思しき人たちと何やら言葉を交わしてましたが、
一人だけ「ふおおお、もしかして水島監督!?」と盛り上がってるのに対して、周りの人々は全く興味関心なさげな様子。
え?あ、あれ?あの人、監督じゃないのかな?そうだよな、監督は来ないよなぁ・・・と、周りとの空気の違いに一人戸惑った開場前でした。
ファースト・インプレッションを申し上げておきますと、「新機動戦記ガンダムW」とか「フルメタル・パニック!」(シリアス編)が好きな方は、特にハマれる作品になりそうだなと。
まぁ、スタッフを考えればもっともなんですが、個人的にはここまで非ビーム兵器の熱いガンダム作品があったであろうかといった印象でした。
詳細は第1話の各場面を追いながら追々と。

第1話冒頭。内戦状態にある国家にて、少年時代の刹那・F・セイエイは、同年代の少年たちとともにゲリラ戦に駆り出される。
圧倒的な存在感を示す機動兵器群に対して、生身で銃を向ける少年兵ら。
抵抗むなしく、次々と無惨に殺されていく同胞の少年たち。
刹那は、神のための戦いだと名付けられたこの狂気に包まれた戦いの世界で思う。
「この世界に神などいない!」
追い詰められた刹那。彼もまた、同胞と運命を同じくせんとしたそのとき、一線の光条が、敵機動兵器を貫いていく。
刹那が目にした、刹那を救ったもの。それは「ガンダム」と呼ばれるものであったことを、後に刹那は知ることとなる。

冒頭から設定画未発表のガンダム登場!?
シルエット的にはガンダムエクシアガンダムMk-IIを思わせますが、色合い的にはガンダムヴァーチェ、ブルー3号機っぽい?
少なくとも現在発表されていない、謎のガンダムが「メキドの焔」のごとく、天空から文字通り敵機を焼いていきます。
なんとなく、発表されている4機のガンダム全ての特徴を併せ持っていそうな予感ではあります。
そしてそのままOPへ。OPは発表されていた通り、ラルク・アン・シェル。
もしかしたら、試写会ではOPは完成していないのでは?という懸念もありましたが、そんなことはなく完成しておりました。さて、本編に話を戻すと。

西暦2307年。世界は3つの巨大勢力に分かれていた。
300年前からの大国の流れを引き継いだユニオン、AEU、人類革新連盟は、己の威信と繁栄のため大いなるゼロサム・ゲームを続け、
危うい軍事バランスの上に世界は成り立っていたのだ。
AEUは他の2勢力に軌道エレベーターの面で遅れを取っているため、
せめてMSだけでも優位性を示したいとの思惑で開発した、太陽エネルギー対応型の最新兵器、AEUイナクトの披露会を実施する。
しかし、そこへ突如として現れるアンノウンMS。
アンノウン機は有無を言わさず、AEUエースパイロットの搭乗するイナクトを戦闘不能にすると、自らが現れた大空へと去っていく。
AEUの威信を傷つけられたとしてスクランブルするAEU正規軍と、ブルーカラーのアンノウン機は空中戦を繰り広げる。
多勢に無勢。アンノウンを包囲し、追い込むAEU正規軍。
が、正規軍の思惑は、地上からの超長距離ビーム砲撃という、現時点では考えられない戦法で陣形を崩されてしまう。
ブルーカラーのアンノウン機、そして超長距離砲撃を行ったアンノウンもまた、いずこかへと消え去るのであった。

前半終了。主人公たちの対抗勢力の最新鋭兵器の披露宴に乱入という形で、ガンダムエクシア、そしてガンダムデュメナスのお披露目。
オレンジ色のハロはデュメナスに搭載されており、ロックオンとの掛け合いが今後楽しみですね。
ハロの声が、ちょっと今までのイメージとは違う声だったのですが、ちとなんとも表現できないので、これは映像で確かめていただきたいなと。
この一連の戦闘シーンで、ガノタ的に注目するのは2点。
非ビーム兵器のサウンドエフェクトと、ビーム兵器のサウンドエフェクト。
実弾系のSEは、それこそ5.1chの大音量で聴いていると、恐らく耳を傷めるのではないか、というほど鋭い音。
今回、武装系のSEはかなり鋭い音が多いように感じます。
そして予想外なSEかましてくれたのがビーム兵器。
ガンダムでビームと聞くと、あの「ドキュゥゥゥゥン!」という高い音程を浮かべるのですが、今回は全く別。
これまでのガンダム作品のどれとも異なるSEで、それでも敢えて表現するならば、フルメタ系のレールガンっぽい低音。
これは慣れるまでは違和感というか、これまでのガンダムファンであればあるほど、受け入れられない人が出てくるのかなと思った点でも。
個人的にはセンセーショナルな音でありましたが。さて、続けて後半。試写会ではアイキャッチはありませんでした。

人革連もまた、自らが築き上げた軌道エレベーター上にて、各国の有力者を集めたパーティを行っていた。
王留美(ワン・リューミン)もまた人革連のパーティに招かれた有力者の一人であったが、彼女だけは会場の異変を察知していた。
軍・政治・経済各セクションの有力者が招かれているにも関わらず、一人、また一人と会場を去っていく人革連の軍高官たち。
リューミンは呟く。「おやおや、自分たちだけ逃げ足の早いこと。」
戦術予報士の肩書きを持つ、スメラギ・李・ノリエガの予報は悪いことに当たった。
人革連への抵抗勢力が、軌道エレベータに向けてテロ行為を行ったのだ。
あまりにも突然のことで対応が後手に回る人革連軍。
宇宙での習熟時間が100時間程度しかないパイロットも然ることながら、宇宙空間への換装作業すら完了していないというのだ。
このままで、多大な犠牲者が出てしまう。
テロリストの放ったミサイルがあわや直撃するかの今際、宇宙戦闘機形態のアンノウン機がミサイルに飛び込むようにして打ち落としていく。
が、さらに抵抗を続けるテロリストに対して、たった1機での反撃にも限界がある。
人革連軍は何をやっていると誰しもが思ったそのとき、全てのテロリストを貫く大出力ビームが放たれた。
移動砲台としか形容しがたいもう1機のアンノウンが、軌道エレベーターの前に立ちふさがっていたのだった。
軌道エレベーターの危機を救った彼らは、名乗りをあげることもなくいずこかへと立ち去っていくのであった。
AEU襲撃の一件、軌道エレベーターの一件は瞬く間に世界を駆け巡った。
彼らは一体何者なのか?彼らの目的とは?
世界の人々が疑問に思う中、宣戦布告とも取れる一本の映像がメディアに届けられる。
「我々は『武力による戦争の根絶』を掲げる私設武装組織ソレスタルビーイング。我々はここに、全世界のあらゆる戦争行為に対して、武力介入を開始する。」

ガンダムキュリオスガンダムヴァーチェのお披露目な後半。
そして声がエイパー・シナプス大塚周夫お父さん)なデラーズ閣下による全世界へのある意味宣戦布告で締め。
サブキャラたちもお披露目な感じで登場しますが、あくまでお披露目程度なのでどの程度絡んでくるのかよくわかりません。
動いた映像を見た限りでは、王留美が容姿も声も人気出そうだなと思いました。
設定画だけでは14歳のフェルト・グレイスたんが来るかと思ったんですが、今回だけではなんとも難しい。
カラーリングだけでいうと、ガンダムヴァーチェが一番好みですね。ブルー3号機っぽいカラーで。(ぉ
そしてスメラギさんは呑んべぇな26歳ということが判明しました。開始直後にボトルを煽るとは!www
残念ながらEDはまだのようで白紙にスタッフロールでした。こちらも放映を楽しみにしましょう。
そして既に発表になりましたが、歌うのはTHE BACK HORNですね。
ガンダム00にマッチした曲だと思います。
ということで、第1話の概要と感想はここまで。続けて、舞台挨拶&メイキングビデオ編へ。
舞台挨拶は3部構成の内容。
第1部はガンダムマイスター4名である宮野真守氏、三木眞一郎氏、吉野裕行氏、神谷浩史氏。
司会進行をTBSアナウンサーが務めるのだが、これがまぁよくあるグダグダ進行で、まぁキャスト挨拶は期待してなかったのが正直なところ。
会場内の一角が黄色い声援で包まれていったところで、今回の試写会はガノタ < 中の人のファンという配分で当選者のバランス取ったのかなと。
(応募の際の男女や年齢層の区分で、ある程度バランスは取れるため)
まずは主人公の宮野さんから当てるのは、まぁ順当といえば順当なんだが、こういう大舞台慣れしてない若い声優に先陣を切らせるより、
三木さんのようなベテランから切り込むのがこういうケースでは妥当だよなと見てて思った。
そして案の定、宮野さんファンはキャーキャー盛り上がるんだけど、緊張もあってかトークの歯切れがいまいちのまま三木さんへバトンタッチ。
三木さん魅せるね!いきなり掴みはオッケーな切り出し。会場内の空気も盛り上がりを見せる。
吉野さんはそのままのテンションを維持して神谷さんへ。
ガンダムになったことはあるけど、ガンダムに乗るのは初めての神谷ですっ!」
一人大爆笑するモレ。正反対に、静まり返る会場。
あれだ。先週のらき☆すたの修学旅行のバス内で一人爆笑する白石みのる状態。
神谷さん!ガノタ相手にキャプテンガンダムネタは爆笑だけど、中の人目当ての女の子たちにはそりゃ無茶だって!www
焦りながら、冒頭の挨拶のネタを解説し出す神谷さん。(ノ∀`)ノ∀`)ノ∀`)ジェトストリームアチャー
途中、OPとEDのそれぞれのバンドからのビデオメッセージを挟み、第2部女性陣キャストの登場へ。
第2部。男性陣に加えて本名陽子さん、真堂圭さん、高垣彩陽さん、恒松あゆみさんの4名が登場。
リューミンの中の人かーいい。(*´Д`)
しかし、やはり舞台慣れしてるのはベテランの本名さんくらいで、皆さん固い。
三木さんがなんとか建て直しにかかるものの、どうにもこうにもなところでメイキングビデオに入ることに。
メイキングビデオではサンライズ第3スタジオでの水島精二監督以下、主要スタッフの様子を紹介。
隣の部屋同士で作業する水島監督と脚本の黒田洋介氏のやり取りを公開。
黒田氏のPC画面は「第14話」とクレジットされているが・・・?
各スタッフの打ち合わせの紹介と、スタッフインタビュー。
メカニックデザイナー福地仁氏、寺岡賢司氏と紹介され、二人はインタビューで「若い力(海老川氏と柳瀬氏)のガンダムをぶっ潰す敵役デザインします!」とコメント。
またしても一人爆笑するのと対照的に、なんのことかわからず静まり返る場内。
海老川兼武氏、柳瀬敬之氏のインタビューに黄色い歓声をあげるモレ。キャラデザの千葉道徳氏、SF考証の千葉智宏氏へと続く。
最後に、脚本の黒田洋介氏のインタビューだが、恥ずかしいのでと柳瀬氏の背後に回りこんでのインタビュー。一人爆笑。
ナンダヨお前ら!こんな大爆笑なメイキングビデオなんて見たことねぇよ!このおもしろさがわかるのが会場に少なすぎるヨ!!
メイキングビデオ終了後、最後のゲストということで水島監督と古谷徹氏登場。
おおおお!?やっぱあれ監督だったんじゃね!?
水島監督は西暦の意味合いの質問について答え、作品への意気込みを話す。
古谷さんはスーツ姿での登場。
さらに、サプライズゲストの登場!とのアナウンスにざわめく場内。
ま、まさか御大!?トミノ!?トミノ!?と一人心臓をバクバクさせていると登場したのは芸人の土田晃之氏と若井おさむ氏が登場。
若井おさむは確かにサプライズだ!!
古谷さんとの二人アムロなど、普段まず見られない掛け合いが見られたのは貴重。
舞台挨拶、メイキングビデオ編はこれにて終了。
監督から、今後のサンライズ方式について若干コメント。
コードギアス以降のサンライズ作品は、従来は通年ものの作品も2クールオンエアー→休止→2クールオンエアーの方式を取るとのこと。
ガンダムもその方式で、既に構想は第2シーズンに着手しており、サンライズからは行けるところまで行けとの言葉をもらっているとのこと。
人気次第では、第3シーズンの可能性もあるということなのかっ!?