ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・ふぉー 新井輝 イラスト:さっち 富士見ミステリー文庫

毒を食らわば皿までの言葉通り、ここまで来たら最後まで付き合おう。
最後まで書いてくれれば、の話ではあるけれども。
本編は現在進行形の話で、プロローグで未来の話をするので、ある程度未来はこうなるというのを、序盤から見せているんだが、
そこまでたどりつく過程である現在進行形の本編が、かなり長くなってきてるので、
最後までたどりつけずに息切れするんじゃないか?という懸念はある。
だからこそ、こうした短編で息継ぎをしているんだろうけれども。
それはともかく、蛍子の夫の荊木圭一郎の会社のトップの考え方はまさにその通りであると同感。
で、今はまだ社長で管理もするけれども、そのうち社長さえも任せられる人材が出てきたら会長におさまって、
また何か新しいことを始めるか、悠々自適に過ごすといったことも可能になるわけだ。
それが理想的な形であるのは確かだなぁ。