狼と香辛料IV 支倉凍砂 イラスト:文倉十 電撃文庫

狼と香辛料 (4) (電撃文庫)

狼と香辛料 (4) (電撃文庫)

現状、2日で1冊ペースで読了中。
そして支倉氏の刊行ペースを見ると、1年で着実に3冊刊行していることに気付く。
この着実に、というあたりが強い。若干の刊行タイミングのラグがあっても、刊行ペース3冊は変わらない。
1巻当たりが10万部強で来ているから、100万部までの道程もそう遠くないのだろう。
今回はロレンスの商売に関わる話から遠ざかり、ホロの故郷ヨイツについて調べる話。
しかし、手がかりとなる本を得たそのとき、ロレンスとホロは予想もしなかった事件に巻き込まれてしまうが・・・。
最後はてっきりケーキで来るのかと思った。料理しないから、そのあたりの見当はずれもいいところだ。
今回のあとがきはパーティーについて。
持て成す側がやろうものなら大顰蹙だが、持て成される、招待される側ならばある程度の行動も目をつぶられるだろう。
とはいえ、大物ともなればこうしたパーティーには必然的に何度も招かれることになるので、わざわざ自らを貶めることもないと思う。
むしろ、毅然とした態度で紳士的に食事を楽しめばいい。
と、散々大学病院のパーティーに、仕事で参加した自分としては思う。
こういうのは、仕事抜きで純粋に招かれる側として行くもんだと強く思う。