コードギアス 反逆のルルーシュ 第5-7話「皇女と魔女/奪われた仮面/コーネリアを撃て」

コードギアス 反逆のルルーシュ 3 [DVD]

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C.C.とユーフェミアルルーシュとスザクのカギとなる人物が登場。
C.C.の読み方がまさか「シー・ツー」だとは思わなかった。「シー・シー」だと思ってた。
ブリタニアの内部から変革を目指す元・日本人のスザクは、
内部に入り込むために取得した身分、名誉ブリタニア人という身分が、他の日本人から裏切り行為に見え、受け入れられない。
ブリタニア人にとってみれば、名誉ブリタニア人は市民権を得ているが、純血ではないとみなされる。
南アフリカアパルトヘイトを思い出す関係だ。
これは、白人と非白人の諸関係を差別的に規定した人種隔離政策であったのだが、
本政策では有色人種であるはずの日本人は経済的な関係で重要なため「名誉白人」として白人扱いを受けたことを考えると、
本作での設定はこれを元にしたと考えてよさそうだ。
そして実際の「名誉白人」という身分は、待遇は白人であったが、
人種差別政策の枠の中での「名誉」というものが、果たして名誉なのかどうか、それは推して知るべしといったところだろう。
いや、占領下の地域から有能な人材を募って本国の市民権を与えるというのは、むしろ第二次世界大戦下のナチスドイツの方がより近いだろうか。
ブリタニアによる日本のレジスタンス殲滅を描きながらもそちらはサブの内容で、メインとなっているのは学園を中心としたコミカルな話。
ここへ来てシリアスからコミカルへの大転換に唖然としながらも楽しい。
いつもなら大きな引きを用意しての締めをするが、皇帝の演説でピシャリと締めるあたりも、今回はいつものエピソードと違った点がうかがえる。
コーネリアによるゼロおびき寄せ作戦であるサイタマゲットー包囲戦。
ルルーシュは敢えてその挑発に乗るものの、コーネリアの策にハマる。
C.C.の助けでなんとか脱出に成功するものの、ルルーシュブリタニアの組織としての強固さを実感する。
いよいよルルーシュが自らの組織を立ち上げるべく、話が動く。
C.C.は内面にいる誰かと会話をしている模様。
C.C.の存在自体が彼女の一族の集合体とか、そういう設定なんだろうか。
今回は学園パートがサブ的な通常のエピソードに復帰。
ルルーシュがかつて日本に送られた経緯も明らかに。