GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode14「count down to the destruction」 漫画:夏元雅人 シナリオ:スタジオオルフェ(千葉智宏・中村浩二郎)

テロリストとしてジェイク・ガンスが捕縛された日とほぼ同日、ジオン共和国から密命を帯びて地球へ降下したケン・ビーダーシュタット大尉は、
アフリカ大陸の連邦軍ハルツーム基地より奪われた大量破壊兵器を追う。
その大量破壊兵器を奪った者たちはかつての同胞であり、彼らを説得したいとケンに随伴するニッキ・ロベルト、シャルロッテ・ヘープナーの両名。
大量破壊兵器強奪の現場指揮を取るレンチェフ、ソフィ・フランの狙いは、サイド3にあるジオン共和国の壊滅にあった。
かつて、ミッドナイト・フェンリルと呼ばれたジオン公国軍の精鋭部隊は、戦争が終わった今になって二つに分かれて戦う運命に巻き込まれる。
実に第13回の連載分から3年以上が経過。
本作の全体としての趣旨は、宇宙世紀におけるメインストリームではなかった人物たちのエピソードを描くといったもの。
しかし、それは第12回までの話で、第13回からはゲーム系に登場したキャラクターたちのオールスターの様相を呈する。
ただ、その意図はわかるけれども、シナリオライターの持ちネタの中から選ばれたキャラの中で敵味方の陣営分けを行い、ドラマを進行させようとしているので、
原作ゲームやコミック以外の媒体に思い入れのあるファンには、到底理解のしがたい超展開になっている点が、シナリオライターの限界を感じさせる。