狼と香辛料X 支倉凍砂 イラスト:文倉十 電撃文庫

狼と香辛料〈10〉 (電撃文庫)

狼と香辛料〈10〉 (電撃文庫)

イッカクを巡るケルーベの港町での出来事を経て、キーマンとエイブの信用を勝ち得たロレンスは、ホロの故郷の手掛かりを求めて海を渡る。
海を越えた島国には、「狼の骨」を所有するという大修道院があるという。
その情報を集めていたロレンスらは、大修道院、王国、経済同盟が複雑に絡み合うその島国で起きようとしていた一大経済事変に、否応なく巻き込まれていく。
1年以上ぶりにサブタイトルが外れ、単巻完結にシフト。
後半、もしまた複数に渡ることになったらどうしようかと思ったら、綺麗にまとめてくれた。
やはり、このシリーズは単巻ものエピソードを着実にこなす方が読んでいておもしろい。