前の仕事への矜持を実感した日=今の仕事のフリーランスに終止符を打った日

細々した書類を持っていく必要があったので、朝方、たまたまクリアファイルを手にして出発した。
それが前の仕事で使っていたクリアファイルで、製品の名前がプリントされたものだったと。
帰り際に書類をまとめてクリアファイルに入れる際に、何気なく隣の人に、「前の仕事で、こんなの売ってたんですよ」と声をかけたところ・・・。
「それ、うちの親が最期、何も食べられなくなったときに、命をつないでくれた輸液じゃないか!」
と、まさかその製品を知っているどころか、実際にその製品を使っていたことが判明して、二人して驚愕。
前の仕事でも、直接薬を使う患者さんに接する機会がまずなかったので、そうした反応は得られなかったのに、全く違う業界に飛び込んでから得られるとは・・・。
前の仕事のときは、こうした背景を頭に入れながら仕事する必要があったんだけれど、想像だけでは限界があって、
こうした経験があれば、前の仕事への矜持とか色々なものが、また違ったものになっていたのかもしれないなぁと思った。
そしてなんの因果か、前の仕事をしていた自分と、その仕事への矜持を改めて感じたその日が、
ちょうどフリーランスとして活動していた自分にピリオドを打つこととなったのでした。
今の仕事も、前の仕事以上の矜持を持って臨むべし。