終戦のエンペラー

http://www.emperor-movie.jp/
トミー・リー・ジョーンズダグラス・マッカーサー役を務めることと、日本人俳優として西田敏行が出演していたのが気になって視聴。
物語は終戦直後の日本が部隊。
ダグラス・マッカーサーは日本の占領政策を進めると同時に、日本の戦争責任を誰に、どのように追及すべきか、すなわち天皇に戦争責任があるのかどうかを、部下の一人、ボナー・フェラーズ准将に命じる。
フェラーズ准将は知日派であり、今後の占領政策を混乱を来たさず進める上でも天皇の存在は重要であることをよく理解していた。
フェラーズ准将は10日間という限られた時間の中で、関係者の調査にあたる。
天皇陛下のご聖断の話は避けて通れないとして、宮城事件の話が組み込まれていたのに少々驚いた。
日本の映画ならわかるが、海外映画でこの事件を取り上げるということは、ドキュメンタリーに近い形できちんと事実を踏まえて制作されたことがうかがえる。
ただ、肝心の内容の方はエンターテイメント要素としてフェラーズ准将の恋物語が挿入され、それが本作とのマッチングがうまくいってないように感じられた。
国内、国外を問わず戦争を取り扱った映画を見るときは、どうしてもクリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」を基準にしてしまう。