アルスラーン戦記 第三章「黒衣の騎士」

戦場に一人取り残され、ルシタニア兵に囲まれたアルスラーン王太子の絶体絶命の危機を救ったのは、「黒衣の騎士」と称させるダリューンであった。
アルスラーンの救出に成功したダリューンは敗戦を悟り、アルスラーン王太子を連れ、自らの友人であるナルサスが助けになるものとしてナルサスのもとへ向かう。

機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還 第10巻 Ark Performance 角川書店

レッド・ウェイラインとイングリッド・0の激突は、ヘビー・ガンダムに搭載されたバイオセンサーが媒介となって、その場にいた者たちに「ジョニー・ライデン」の記憶を見せる。
突然の出来事に、戦場は混乱するが、サングレ・アスルの打ち上げカウントダウンは続く。
サングレ・アスル付近で、このまま打ち上げてしまうことに嫌な予感を覚えたリミア・グリンウッドは、周囲の制止を振り切ってサングレ・アスルに乗り込んでしまう。
それを知ったレッドは、サングレ・アスルの打ち上げ阻止が目的であるヴァースキー隊とは利害が一致するとした共闘を呼び掛けるが・・・。
息を飲む怒涛の展開が続く。
潜水艦による水中戦は、「蒼き鋼のアルペジオ」で折り紙付きの大迫力シーン満載。
何気に、各話表紙に描かれた水陸両用MSの中に、「機動戦士ガンダム戦記」の四足ゾックの姿が・・・!
そして単行本の累計部数が100万部を突破と本シリーズ絶好調!

ニセコイ: 第2話「インネン/ショウブ」

桐崎千棘の護衛役を務める鶫誠士郎のもとに、かつての仕事仲間のポーラがやってくる。
ポーラは日本に来た鶫の腕前が落ちていると指摘するが、鶫はそれを否定する。
鶫の腕前が落ちていないことを証明するために、二人はどちらが一条楽の唇を奪えるかという勝負をすることになるが・・・。

ニセコイ: 第1話「コレカラ/キヅイテ」

一条楽に対する気持ちが恋であることを自覚した桐崎千棘。
クラスメートの勧めでリップクリームを変えてみた千棘は、楽に気付いてほしいと願うものの、楽はまったく気付いた様子もない。
頭に来た千棘は、楽に気付かせようとリップ以外にも小物を変えていき、ついにはトレードマークのリボンまで変えてみるが・・・。

アルスラーン戦記 第二章「十四歳、初陣」

栄華を極めるパルス国であったが、隣国の友好国がルシタニア軍によって滅ぼされてしまう。
これを受けて、パルス国は20万の軍勢をもってルシタニア軍を迎え撃つ。
アルスラーン王太子も初陣として、この戦に加わることになる。
しかし、ルシタニアとの戦争は、パルス国の将軍の一人、カーラーン背信によってパルス国の大敗北となってしまう・・・。

艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します! 第5巻 築地俊彦 イラスト:NOCO ファミ通文庫

陽炎型駆逐艦1番艦、陽炎が主人公のシリーズ。
西方海域での作戦が一段落するとともに、今度は北方海域での深海棲艦の動きが活発化。
しかし、北方海域は特殊な海流に阻まれて中々攻略が進まない状況であった。
北方海域の攻略を担当する幌筵泊地の提督は、北方海域の攻略、なかでもキス島の攻略のカギとなるのが駆逐艦ではないかとにらみ、各地の優秀な駆逐艦の派遣を依頼する。
陽炎率いる横須賀鎮守府の第十四駆逐隊もまた北方海域へと派遣することになるが、陽炎たちはそこでこれまでにない深海棲艦との死闘を演じることになる・・・。
ベテラン築地俊彦氏の本領発揮。駆逐艦の見せ場となる3-2攻略を、なるほどこう描いたかと唸らされる。
本巻の直前、第4巻で敢えて時間軸を巻き戻し、陽炎たちが出会う前のエピソードを挟んできたことも、今回のための布石だったと思わされる。

アルスラーン戦記 第一章「エクバターナの栄華」

大国パルスの王太子であるアルスラーンは、豊かな国のもとで臣下に囲まれ何不自由なく生まれ育つ。
栄華をきわめるパルスではあったが、近隣諸国の同盟国を挟み、敵対するルシタニアをはじめとした国々との戦も絶えず、情勢は予断を許さない。
あるとき、市中の散策に出たアルスラーンは、捕虜となったルシタニアの少年兵の人質となってしまう。
捕虜の少年との会話を経て、外の世界のことを知るアルスターン王太子はこのとき11歳。
偉大なる父のもと繁栄するパルスにおいては、自分の即位など当分先のことと楽観視していたのであったが、パルスを揺るがす一大転換期が訪れようとしていた。