同様の失敗談

就職活動中にも一度だけ集合時間を勘違いするというポカミスをやらかしたことがあります。
同じように1時間集合時間を勘違いしていたところで、勘違いした集合時刻の30分前に到着。
すなわち、この時点で30分の遅刻だったわけです。
人事の担当者の様子が変だったのですが、「一体どうして遅れたのですか?」と聞かれて顔面蒼白。
あぁ、これはもう試験に参加する資格なんてないなと思って
深々と頭を下げて謝り倒してから帰ろうとすると、そのまま試験に参加を命じられまして、
30分遅れでグループ討論に参加することとなりました。
この時点で議論はだいぶ進んでいたのでかなり不利な状況でのスタート。(自業自得なわけですが)
速攻で目の前の資料に目を通しながら、議論の流れに耳を傾けつつ状況把握。
5分でその作業を終えると、いきなり挙手して発言開始。
周りの方々は遅刻組の私がいきなり発言をかましたので面食らってたご様子。
そりゃあそうです。遅れてきたヤツがいきなりイケシャアシャアと発言しているんですから。
しかし、こちらはなりふり構ってられない身。
この35分間で、他の方々は既に点数が加算されている状態なのに、私は0点なのですから。
最初の発言で議論の流れに乗った私は全体の状況に合わせて聞き役、発言役を繰り返し、
残り25分間での巻き返し作戦を終えたのでした。
帰り際、人事の方が「誰にでもミスはあるものです。ですので、気には病まないでください。しかし、ミスは繰り返さないでくださいね。」
まさに人事の方の言うとおりだよなぁと痛感した私は、入ってきたときと同様に深々とお辞儀をして立ち去るのでした。
・・・後日、落ちたと思って他社の選考を進めていたところ、なぜか合格の知らせが。
とはいえ次のステップに進んだだけだったのですが。
自らのミスが招いたピンチだったとは言え、こうした経験は自分の中で貴重なものとなりました。
ミスにミスを重ねるのが一番マズイということですね。
ミスを挽回すれば、ひょっとすれば道は拓かれるかもしれない。
ミスの後の行動の大切さを学びました。
もっとも、最初からミスをしないよう心がけることが重要ではありますが。
結局、この会社はさらに先へと選考が進んだのですが、ちょうど現在の内定先より最終面接に通ったとのお知らせをいただいたときでしたので、
選考辞退の意向を伝え、その会社との就職活動は終わりました。
その際にも、人事の方が非常に丁寧なお返事をくれまして、
こういったしっかりした人事のいる企業こそ、この厳しい状況で通用する企業なのだろうなぁと考えることとなりました。
就職活動を進める学生さんも、人事の方の対応を通してその企業の輪郭が見えてくるかもしれません。
参考にしていただければ幸いです。