マリア様がみてる レイニーブルー 今野緒雪 コバルト文庫
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/03/29
- メディア: 文庫
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梅雨の到来とともに、各薔薇ファミリーの下へ危機がせまっていた。
「ロザリオの滴」
いつまでも正式な姉妹関係を持とうとしないロサ・ギガンティアこと藤堂志摩子と二条乃梨子は、本人たちがそれでよくとも周りが納得しない。
山百合会の仕事に貢献している乃梨子を、志摩子の正式な妹として迎え入れるべきだと祥子。
祥子と乃梨子の口論の矛先はやがて志摩子へと向き、志摩子は何も答えられずに薔薇の館を飛び出してしまう。
「黄薔薇注意報」
一方、黄薔薇革命以後、順調に見えた黄薔薇ファミリーにも異変があった。
なんと島津由乃が剣道を始めたいと言い出したのだ。
由乃を案じて猛反発する支倉令。
だが、それが由乃の怒りを買ってしまい・・・。
黄薔薇革命、ここに再現なってしまうのか。
「レイニーブルー」
危機は紅薔薇ファミリーにも迫っていた。
ただでさえ小笠原祥子とのすれ違いが多くなっていた福沢祐巳は、
遠縁の親戚というだけの理由で、祥子にまとわりつく松平瞳子にいらだちを覚えていた。
そんな感情を表に出さぬよう必死で自分を抑える祐巳。
唯一の救いは祥子との半日デートの約束であったが、ことごとくキャンセルされてしまう。
さらに悪いことに、子供の頃から大切にしていたかけがいのない傘を失ってしまう。
その失われた傘が、まるで自分から祥子が失われてしまうことを暗示しているかのようで、
祐巳は雨の中、傘もささずにずぶ濡れになりながらただひたすら泣くしかないのであった。
感想
そ こ で 終 わ る の か よ っ ! ! Σ(゜ロ゜)
以上。
・・・すみません。真っ先に思いついた言葉がこれで、
いてもたってもいられなくなった私は、師匠に「レイニーブルー読みました。鬱(;´д⊂)」とだけメールして
夜の書店へと駆け出すのでありました。
だってさ、だってさ!
白:危機→ハッピー
黄:危機→ハッピー
ときたら、誰だって次は
紅:危機→ハッピー
を予想するじゃん!
何より私ってば紅薔薇派じゃん?だったら、最後の最後で美味しいところが来るじゃんって思うじゃん?
そうしたら現実は
紅:危機→やきもき→ハラハラ→Σ(゜ロ゜)→・・゜・(ノД`)・゜・
もうね、救 い ど こ ろ が な い ってのはどういうことかと小一時間(以下略)
そりゃ走るさ走るとも!きっと正義のヒロイン、我らが佐藤聖さまが待っていてくれると信じているから!
・・・これ、当時リアルタイムで読んでた人はもっとやきもきしたんだろうなぁ。