ザ・ホワイトハウス2(THE WEST WING) 第17話「愛する者のために」

今回の見所はスタックハウス議員の展開する議事進行妨害、日本でいう最近ではめっきり見かけなくなった牛歩戦術のようなもので、延々と話し続けることによって、法案の投票を行わせずに議会を流させてしまうことを目論んだということなのですが、この議事進行妨害も、とてつもない確固たる意志がなければ決行することは愚か、続けることも、成し遂げることもできません。なぜなら、発言中に座ったり、休んだりすればその時点で発言権を失うこととなり、法案は成立してしまうからです。作品中でCJ・クレッグが言っていたように、もし、普通の人が2時間の間、どこにも寄りかからずに、延々と放し続けるとしたら、それがいかに困難なことであるか、想像に難くないでしょう。そのスタックハウス議員は78歳という高齢にも関わらず、8時間以上もの間、発言を続けている。彼がそこまでがんばり続ける理由はどこにあるのか、が今回の鍵でした。今回もまたクライマックスへ向けての盛り上がりにやられてしまい、思わずジーンとなってしまうのでした。・・・でも、日本では第2期で終わりとかなんとか、そんな話があったりして、それが本当ならば実に残念なお話です。昨年のように、充電期間として半年間くらいの時間を置いてスタート、ということならば納得できるのですが・・・。