東京エイティーズ 第5巻 作・安童夕馬 画・大石知征 小学館

80年代に各業界の前線で活躍していた30代、40代は学生運動の時代に学生だったんだよなぁとかなんとか。
じゃあ、ボクらが学生だったときに前線にいた30代、40代の人たちはどんな時代を過ごしたのだろう。
ちょうど、本作の主人公たちがその世代に当たるわけだ。
それが少し垣間見れた感じかな。
そうなると、ボクらはどんな学生時代を過ごしたと言えるんだろうか。
自分の学生時代は思い出せるけれど、そのときの世の中そのものの時代というものは漠然としていて、よく見えてこない。
それはただ単に、自分が世の中を嫌って目を背けようとしていた証拠なのかもしれない。