週刊ガンダム・ファクトファイル No.5,6 ディアゴスティーニ

どうもディアゴスティーニガンダム設定の一般論からかけ離れたことを論じたいようだ。
それが良い意味での異説であれば歓迎なのだが、困惑してしまうくらいの異説、というか眉唾ものの説を並べようとしているように見える。
編集サイドにその意図はあまりないと思う(というかないと信じたい)んだが、もしこれを狙ってやってるのだとしたら間違いなく大失敗。
また、明らかな間違いも散見される。
極東方面軍機械化混成部隊第08MS小隊が、アプサラス最終形態と交戦したのは11月下旬ではなく12月中旬から下旬。
これは極東方面軍司令官イーサン・ライヤー大佐の言葉、並びにミケル・ニノリッチの独白からも伺える。
星一号作戦が近い。あいつを宇宙に上げてレビルに笑われるのだけはなんとしても避けたい。」
「この出来事のあと、すぐに戦争は終わりました。」
そもそも地球連邦軍宇宙艦隊を再建して宇宙へと打ち上げたのがジャブロー防衛戦から2日後の12月2日のこと。
連邦艦隊の再建なくして星一号作戦の発令などありえない。
ゆえに11月下旬説は完全に否定できる。
ディアゴスティーニは不完全な資料を、あまりにも一般論的に書きすぎている。
これでは宇宙世紀史の捏造を行っているに等しい。