機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-09「驕れる牙」

今回を一言で表すならば「名もなき兵士VS名もなき兵士」といったところであろうか。「戦争とは本来名前を持たないもの同士、顔を持たないもの同士の戦いであって、顔を持つもの、名前を持つものとの戦いであれば、それは殺人になってしまう」とは我が敬愛するユウ・カジマの言葉である。しかし、「機動戦士ガンダム」を始めとする一連の作品、そして「機動戦士ガンダムSEED」もドラマという点があるがゆえに顔を持つもの同士の戦いだった。だからこそキラ・ヤマトアスラン・ザラというものが生まれえた。しかし、今回は(セリフなしの見知った顔が混じっているとはいえ)お互いに顔の見えない、本来の戦争を描いた回だったと解釈できよう。
しかしイザーク・ジュールを始めとするジュール隊はザフト空母内に召集されながらCICに入らずに最前線で戦うのか。ミーティングの際にさりげなくシホたんことシホ・ハーネンフースらしき女性がいて、いてもたってもいられず。ミリアリア・ハゥも再登場。シン・アスカは完全にシスコンお兄ちゃんに成り下がったか。ところで、マユ・アスカの声が坂本真綾になってたんだが、話が違うじゃないか。>id:tailきゅん
ラクス・クラインの件は完全に保留。クローンばかりだと話が盛り上がらないので、クローンではなく0から作り上げた人間(なんと呼称するか忘れた。ハイブリッド・ヒューマンだっけ?)という方向なら個人的にはおもしろいと思う。プラントならびにザフトが望むラクス・クライン像を0から作られた存在、とかね。