機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-49「レイ」

ここまできてバンクを多用するか!と思ったが、そのバンクをうまく使ったシーンがあったこともまた事実。アークエンジェルミネルバの砲撃からかばうネオ・ロアノークの構図は、「機動戦士ガンダムSEED」のドミニオンからアークエンジェルをかばうムウ・ラ・フラガの構図と対照的であり、かつ話数もともに第49話。加えて、当時の記憶とだぶってネオ・ロアノークがムウ・ラ・フラガとしての記憶を取り戻すという。彼をアカツキに乗せたときから、こんなシーンの可能性が想定されていたが、まさかそのまま来るとは。
イザーク・ジュールを始めとして、熱心なギルバート・デュランダル派ではないザフト兵は今回のオーブ連合首長国ラクス・クライン連合軍との戦いに動揺が見られる。イザークのような司令官ならば後方にて支援という、「作戦への参加はするが、積極的に前線には出ないということで面目は保つ」という政治上の立ち回りを演じられるが、議長派の司令官の下についた一般兵はラクス・クラインの言葉と上層部との命令に板ばさみにあい、膠着しているところを撃破されるという憂き目を見ている。この最終決戦時のザフト内の2層化構造は考察してみる価値がありそう。
書き忘れた。本日一番叫びたかったこと。「フィンファンネルバリアかよ!」

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