虹色の魔女 「マリア様もしらない 異端審問〜インクワシジョン〜(中編)」 辻川なぎさ 絵:鈴木みら

選挙への立候補届けを出した直後に、祐巳由乃を待ち受けていた令の言葉に、由乃はショックを隠せない。
側にいた祐巳も肩を貸すのが精一杯で、何もすることができない。
そんな二人の姿は、周囲にとっては「立候補届けを出した直後に、つぼみの二人が何かトラブルにあっている」ようにしか見えない。
あらぬウワサが選挙前に広がっていくが、祐巳たちのクラスメートは、それを最小限で食い止めようと奮闘する。