機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション4 自由の代償

三回目の放送にしてようやく見られるモノに仕上げてきたなと。
これをTV放映時に見せてくれたら、最後の巻き返しに貢献したんだろうが・・・。
TV放映時はもちろん、2005年末に放映されたスペシャル版にもなかった新作カットが何点か。
キラ・ヤマトザフト入隊、司令官服と呼ばれる白服姿も然ることながら、アスラン・ザラオーブ連合首長国軍准将就任も見逃せない。
まぁ、これはオーブ艦隊司令キラ・ヤマトがプラントに移籍してしまったので、次点であったアスラン・ザラがそのままオーブ軍司令官に繰り上げられたと捉えるべきなんだろう。
ただ、これが例のシンフォニーのサントラのパッケージにあったキラ・ヤマトアスラン・ザラの二人の准将の様子と絡むのかまでは結論は出せない。
敢えてあの一枚絵から推測するならば、キラ・ヤマトラクス・クラインとともにプラントへ渡ることが決定し、アスランへ司令官の役割を引き継ぐ際に、
二人の准将を一枚の写真に収めようと働きかけた、オーブ軍かオーブの執行部の粋な計らいといったところではないだろうか。
その瞬間しか、あの二人の准将が存在しえた瞬間はないわけだから。
ディアッカ・エルスマンが黒服になっていたのは以前の追加カットで明らかになっていたが、いわゆる参謀・副官クラスといったところか。
ラクス・クラインを始めとした旧クライン派であるドム・トルーパーの三人はザフトに復隊したようだが、アンドリュー・バルトフェルドはあの1カットを見る限りじゃ復隊はしていない様子。
ムウ・ラ・フラガマリュー・ラミアスのやり取りを眺める彼はどこか寂しそうだ。
マリューとはお互い愛しい人を失った者同士だったはずが、マリューの恋人だけは生きていて、バルトフェルドは一人のまま、という状況だからさもありなん。
これで完結と締めてしまうことも可能だと思うのだが、ここで敢えて劇場版を挟み込むことに何の意味合いがあるのか、ますますもってわからんことになる。
だからといって、STARGAZERのような商法が成功を収めにくいということも判明したと思うのだが、さてどうするのだろうか。