ゲゲゲの鬼太郎(第5期) 第35話「死神の極楽ツアー」

最近になって気付いたのだが、鬼太郎のアニメ作品は1,960年代の第1期以降、10年スパンで一度ずつアニメ化されているのね。
そして、それぞれの期で新しい要素を導入しながら、各エピソードについては、
細部にいくらかの変更を加えるものの大筋は踏襲するというのが伝統というか、アニメ版鬼太郎の「お約束」らしい。
つまり、10年ごとにつくる作品だから、その時代ごとに合わせてリメイクして、その時期の子供たちに鬼太郎に触れてもらうという感じか。
だから過去作品を見て育った当時の子供(5期に関しては当方も含まれる)は、過去の作品との差異を発見しながら見る楽しみもあるわけだ。
西洋妖怪VS日本妖怪などは、第1期からあった伝統行事みたいなもので、
ぬらりひょんVS鬼太郎は、第3期以降に確立した伝統、お約束ということになる。
それにしても、自分が鬼太郎に触れたのは20年前の第3期なのだが、子供の頃に触れたアニメというのは、本人の無意識下においてとても印象深いものなんだなぁと実感。
第5期の放映が始まったときは全然気にも留めなかったのに、いざ見てみるとシンプルだけど楽しめるんだよなぁ。