機動戦士ガンダム00 2nd season 第3話「アレルヤ奪還作戦」

全くの別人物になってしまったロックオンはともかく、刹那とティアリアはポジティブに成長したなぁという印象が見て取れた第3話。
残り120秒でもう一人(マリナ)も助けたらどうだ?なんてセリフ、第1期の第3話のティエリアからは全く想像もできん。
が、第2のロックオンに対しては警戒心もあるのか、第1期の初期のような対応なので、本質的には同じなんだろう。
つまり、ティエリアの中で心を許せる仲間という存在ができたということでもあると思う。
刹那の場合は、自分のできることとできないことを自覚した上で、自分にできない能力を持ってる人物に、素直に協力を求められるようになったなと感じる。
アレルヤは4年間拘束されっぱなしということで、両目を常時見せるようになったこと以外は、まだ何か変わったのかよくわからんのが正直なところ。
連邦軍ティエレンを使ってるところを見ると、兵器の更新はまだ連邦軍全体には行き渡ってないっぽい。
4年前のジンクス程度は行き渡ってるのかと思ったが、擬似太陽炉の生産コストとかそのあたりの問題で、連邦軍全体には行き渡らないのかもしれない。
トータルの戦力が整っていない連邦軍だからこそ、カタロンのような旧式しか持たない反連邦組織でも対抗しうるのかもしれない。
逆説的に、対抗できてしまうからこそ、アロウズのような特化した精鋭部隊の設立も世論が後押ししてしまうわけだ。
カタロンにとっては、単なる小競り合いならどっこいの勝負ができるが、アロウズが出てくると勝負にならんので、
アロウズへの対応をどうするかを考慮しているときにソレスタルビーイングが復活でこれ幸いにライル・ディランディをロックオンとして送り込んだという寸法だろう。
おそらく、ロックオンがカタロンとソレスタルビーイングの双方を接近させる役割を担うと思われるが、
そうなると今回保護したマリナ・イスマイールがどのような役回りを果たすかといった所もポイントだろう。
今のところ、全く政治的なカードにもならんけれどもなぁ。