機動戦士ガンダムSEED DESTINYについて考える プロローグ

さて、色々と情報が公開されて(いろんな意味で)ヒートアップしてきた種運命種デス)。
「ザク」の名前を冠するMSが登場するということで、色々と複雑な思いはあるのでしょうが、それがいいか悪いかは置いておいて。
通年作品において、「ザク」が主人公側の機体、特に量産機となったのは初めてではないでしょうか。
OVAでは「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」というジオン側の視点から描く作品があるので、
ザクが主人公側の機体と言えるのでしょうが、通年作品ということでは初めてのはず。
・・・あ、∀ガンダムがありましたが、あれは「ボルジャーノン」という機体だったということでお茶を濁すことに。(えー
そしてザクが主人公側、すなわち今作ではZAFTにのみ存在するのに対し、ガンダムは両軍、ヘタすると民間組織にすら存在します。
陳腐化した「ガンダム」に対し、新規に登場した「ザク」。
両者を天秤にかけると、位置付けとしてはザクの方が(今作に限っていえば)上になるような気がいたします。
(とはいえ性能ではまたガンダムがバカみたいな活躍するんでしょうが)
ふと思ったのは、今作のザクは「機動戦士Zガンダム」におけるハイザックにあたり、ガンダムはジムIIにあたることになるのかなと。
子供の頃に、初めてZガンダムを見てショックだったのは、ジムが「敵である」ということに尽きるわけでして。
最近の作品ではガンダムが「敵である」ということはよくありすぎる話で、ショックでもなんでもないんですけど、
これが、ザクが「味方である」ということになるとまたまたショックなんじゃないかと。
とはいえ、ザクを知らないお子さんからすれば、ザクが味方であることがデフォルトになって、
ファーストガンダムを見たときに、ザクが「敵である」ことにショックを受けたりするのかなぁなんて思ったりします。